まがたま研究会

勾玉の歴史からお土産物まで!

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古事記の中の勾玉その2

awajiizanagis.jpg

<写真は淡路島一宮イザナギ神宮>

古事記の三貴神の分治の後、速須佐之男の涕泣。
イザナギ命に速須佐之男命は海原を治めよと言われたにもかかわらず、胸先に髭が届くぐらいまで激しく泣き続けたらしい・・・。
それってかなり長いこと泣いてるよねぇ。胸先に至るまでって、泣き続けた長さじゃなくっても大人になってもずっと泣いてたって言うことなのかな?
それに、その泣き方たるや、「青山は枯山のごとく泣き枯らし、河海は悉く泣き乾しき」って言うんだから半端じゃない泣き方(^^ゞ
その上、泣いている事によって、田植えの頃の蠅のように全ての物に災いが起こったって言うのですから・・・(-_-;)

父親であるイザナギの命が、そのいい歳をして泣き続ける息子に向かって「何故泣いているのか?」と尋ねれば、スサノオは「私は母の国根の堅州国(ネノカタスクニ)に行きたいと思う」と言ってまた泣いた(T_T)
ここで、イザナギの大御神は、いたくお怒りになって「それならば汝はこの国に住むな!」と言いのこして死んでしまったらしい。
岩波文庫、倉野憲司先生の校注による「古事記」の本文では「すなわち神逐(カムヤ)らいに逐らひましき。故、その伊邪那岐大神は、淡海の多賀に坐すなり」と書いてあります。
いい大人になった息子のふがいなさに激怒した結果、脳溢血か何かだったのでしょうかね(-∧-)
その後、お葬式の記述もなく、そのまま天照大神と速須佐之男の段。
スサノオは父親に思いっきり叱られて、姉である天照大神に事情を話してから母の国へ行こうと思ったらしく、天に昇っていったようです。
それで、この章は「速須佐之男の昇天」。でも、今使われている意味での昇天ではないと思うのですが・・・(^_^;)
その、スサノオが天に昇ってくるときに、「山川悉く動み、国土皆揺りき」って言うのですから、凄い!大地震と言った感じですよね。
それで姉神のアマテラスは驚いて「あの弟がやってくる理由は、絶対善い心では無いはずだ!私の国を奪いに来るに決まってる!」と言って、まず結っていた髪を下ろして、男性風にみずら(神話に良く出てくる、耳のところで八の字にくるっと巻き上げたヘアースタイルです)に巻き、左右のみずらと髷、左右の手に各々八尺の勾玉の五百箇の御統の珠(やさかのまがたまのいほつのみすまるのたま)を巻き付けた。
その後、背中には千本もの矢のはいる入れ物、脇にも五百の矢がはいる入れ物を付け、弓を射る道具一式付けて、固い地面に股まで踏み入れ、淡雪を蹴散らして雄叫びを上げて待ってた・・・(>_<)
1500本もの矢を用意して雄叫びを上げているというのは判るのですが、頭の3カ所と両腕に沢山の勾玉を紐に通したものを巻いているというのが不思議。
権力を誇示すると言う意味もあったのでしょうが、勾玉の呪力を期待してそこまで頭と腕を飾ったのか?

これは怖いですよ~。女性がここまで武装して、四股を踏んで待ってたって絵をイメージすると。
だいたい、ここで書かれているスサノオって、髭が八束って言うぐらいだからセンチメートルに直したら約80cm。まぁそれは神話特有のオーバーな表現として長く胸先まで届くぐらいになるまで、
母親を慕って泣き続けたという根性無しのマザコン(^^ゞ
それが、もう一人愛するお姉さま(シスターコンプレックスも有り?)に喜び勇んで会いに来たら、仁王か弁慶のような姿でお姉さまが待ちかまえていた訳です。
そして「何しに来た!!」と怒鳴られてしまってもうタジタジ。
「僕、なんもやらしいこと考えてへんし~。ただ、下の方でお母ちゃんの国に行きたいっ言うて泣いてたらぁ、お父ちゃんがやってきて、怒ってぇ、お前なんか出ていけ!って・・・。それでそのままお父ちゃん死んでしもうたし・・・それを言いに来たんよぉ」って大阪弁に直すとこんな感じでしょうか。
その情けなさを見てアマテラスもちょっと「ヤバッ!こんな奴をここまで武装して待ってて、引っ込みつかへんがな」と心の中で思ったかどうかは判らないけど・・・(^^ゞ
取り敢えず「そんなら、アンタがここに攻めてきたんとちゃうって、どないして証明する!」って言ってしまった(>_<)
そこで、このマザコンシスコンの弟は・・・「ほな子供を生んで占おう!」って。

う~ん、どうも良く判らん!!何故、子供を生んで占えるのか?
その上、二人は姉弟。だいたい、本当の姉弟だったら、弟が遠くからやって来るのを知って、それを武装して待つはずがないし。
だいたい普通なら、お座布団を用意して、ご馳走か、まぁあんまり好きじゃない弟でもお茶とお菓子ぐらいは出してあげようと思うよねぇ。
それで、読めば読むほど、ここまでは、大阪弁に訳したくなるようなスサノオに情けなさを感じさせるように書いてある。
でも、スサノオってこの後出雲の英雄として語られる人物なんだよ!
なにか、意図して情けなく描いてるよねぇ。
それで、姉弟で子作り?
もし、もしもだよ、スサノオが敵対する部族の長で、合併しようと言いに来たんだったら判るよね。
大地が揺れるほどの軍勢でやってきて、それをアマテラスは武装して待ちかまえる。
それで、話を聞いてみたら自分の国を乗っ取るんじゃなくて、友好関係を結ぼうという話だった。
上手いこと長同士が男女だし、結婚して合併。それで生まれた子供をお互いの国の長にすれば、二つの国は兄弟国になる。
だから、この後の誓約(うけい)の段でおかしな事になってるのかも・・・。
それはまた次の機会に!!

古事記では、ここに出て来る「八尺の勾玉の五百箇の御統の珠」と言うのが勾玉と言う名前で登場する最初です。
でも、ここでもみすまるの珠は「珠」の字なんですよねぇ。
御倉板擧之神(みくらだなの神)もやっぱり勾玉だったのかなぁ?

スサノオが攻め上ってきたとき、アマテラスがそれだけ沢山の勾玉で武装したって言うのもなんだか空恐ろしい感じがしますね。
勾玉の何処にどんな力が在るのでしょう?
神話の時代の人は、それを知っていたのでしょうね(^_-)
neko
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