まがたま研究会

勾玉の歴史からお土産物まで!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

古事記の中の勾玉その4

    oheamanoiwatos.jpg
<写真は大江町の天岩戸神社>

「天の岩屋戸」
天照との誓約で勝ったスサノオのその後です。
「その3」でも少し書いたのですが、勝って有頂天になったスサノオが、高天の原で色んな乱暴狼藉を働いたわけです。
まぁ、最初は大目に見たり、庇っていたりしたアマテラスも、死人が出た段階で「も~!堪忍袋の緒が切れた!」と言う状態(^,^;)
古事記によると、「天照大御神、忌服屋(いみはたや)に坐(ま)して、神御衣(かむみそ)織らしたまひし時、その服屋の頂(むね)を穿ち、天の斑馬(ふちごま)を逆剥ぎに剥ぎて堕(おと)し入るる時に、天の服織女(はたおりめ)見驚きて、ひ(機の横糸を通す道具)に陰上(ほと)を衝きて死にき。」と書いてあります。
この死んだのが、機織りを手伝っていた他の女性なのか、天照自身だったのかが判断の分かれるところ!
まず、天照大神であるならば最後の「死にき」と言う言葉は使わない。
でも、その後天照は、神話の中で一番有名な「岩戸ごもり」をしちゃう訳です。
だいたいの学者は、天照自身が亡くなったと判断するようですが、そうなると、岩屋戸開きで復活するというのが、変な話になってしまうので、服織女が死んだという風に書いたのでしょう。
まず、天照大神と言うのは太陽神なので、その太陽が岩屋戸に隠れたことによって、世界が真っ暗になると書いてあります。
「ここに高天の原皆暗く、葦原中国(あしはらのなかつくに)悉に闇(くら)し。これによりて常夜往きき。ここに萬の神の声は、さ蠅なす満ち、萬の妖(わざわい)悉に發りき。」
ずっと夜になってしまったために、沢山の悪い神が出てきて、災いが起こったと言うことですね。
そこで、八百萬の神達が、天の安河原に集まって、いかに太陽である天照に岩屋戸から出て貰うかの会議をしたわけです。
その時の会議の議長のような人が「思金神(おもいかねのかみ)」・・・(知恵袋のような神様です)。
思金神の提案
① 常世の長鳴鳥を集めて鳴かす。(鶏を鳴かせて、朝が来たと勘違いさせて、太陽にお出ましいただこうという作戦ですね)
② 川上にある堅い石を取り、金山の鐵(まがね)を取る。(堅い石は土台にするためのもの。まがねは多分銅の原石)
③ 鍛人 天津麻羅(かぬち あまつまら)を探して連れてくる。(だいたい鍛冶師と言う職業軍団は定住していないので、まず探すことから始めるわけですf^_^;)
④ 伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)に、鏡を作らせる。(鍛冶師が銅の精錬を行い、この伊斯許理度売命が型をおこしたのでしょうか?)
⑤ 玉祖命(たまのやのみこと)に、八尺の勾玉の五百箇の御統の珠を作らせる。(玉祖と言うからには玉造部の先祖ですね!)
⑥ 天児屋命(あめのこやねのみこと)と布刀玉命(ふとだまのみこと)に、鹿の肩の骨で占わせて、沢山の枝のある榊の上の枝に八尺の勾玉の五百箇の御統の珠を掛け、中程の枝に、八尺鏡を掛け、下の方の枝に木綿と麻の布を掛けた。
⑦ この榊を布刀玉命に持たせ、天児屋命が太詔戸言(ふとのりとごと)をのる。
⑧ 力持ちの天手力男神(あまのたぢからおのかみ)を、岩戸の横に忍ばせる。
⑨ 天宇受売命(あめのうずめのみこと)を、岩戸の前に桶を伏せたものの上で踊らせる。(この踊りが結構エロティックなもので、原文では「天の香具山の天の日影を手次(たすき)に繋(か)け、天の眞拆(まさき)を鬘(かづら)として、天の香山の小竹葉を手草に結いて、天の岩屋戸に槽伏せてふみ轟こし、神懸かりして、胸乳をかき出で裳緒を陰に押し垂れき。」となっています。

だいたいこんな作戦を立てたわけです。それで、⑧番の天宇受売命のストリップ(?)を見て、神様達がドッと湧いたわけですね。
それを岩屋戸の中で天照が聞いて「何してんねやろ?私が居なくてみんな困っているはずやのに」と岩戸を細めに開いて覗いたわけですね。
その岩の透き間から言うわけです。「何してるの?私が居らん様になって、真っ暗になってるはずやのに、ウズメちゃんは遊んでるし神さん達も笑ろうてるって!!」と大阪弁だったかどうかは判らない(..;)””> ポリポリ
ちなみに「天宇受売命は楽(あそび)をし・・・」と書かれていますが、本来「あそび」と言うものは神を楽しませると言う意味を持つものなので、今で言う「遊び」とはちょっと意味が違います。でも、遊ぶことを真剣に楽しむと、本来の意味の神を喜ばせ楽しませると言うことに繋がるのかも知れませんね(^^)v
そこで天宇受売命が答えて言うのに「あなたより尊い神様が来られたので、みんなで喜んでいるのです!」と・・・。
その後、天児屋命と布刀玉命がすかさず天照の目の前に鏡を差し出した。
そう、天照は日の神。鏡で自分の光が反射され、外が明るいと思ってしまったわけです。
そこで「これはますます変だ!」と思われて、もう少し岩戸を開けて身を乗り出して外を見たわけです。そこをすかさず、戸の横に隠れてスタンバイしていた力持ちの天手力男神が、天照の手を掴んで引っぱり出し、布刀玉命がその後ろに注連縄を張って「もうここから内に戻らないで下さい」とお願いした。
お願いしただけだと、無理だったのかも知れないですけど、神様って注連縄があるとそれを越えられないって言う性質があるみたいです。
だから、神社の注連縄も、もしかしたら本殿に鎮まって居られる神様が外に出て来れないように張ってあるのかも・・・。
まぁ、それは良いとして、とにかくそう言う策略で天照大神は復活を果たしたのです。
その後、その八百萬の神様達が、その騒動の元になったスサノオ命を裁判に掛け、罰金として沢山の台の上に置く供え物を出させ、胸まであった髭を切り、手足の爪を抜いて、高天原を追放したと言う顛末です。

この章で出てきたまがたまは、天照を引っぱり出すときに作った榊の上の枝に掛けた八尺の勾玉の五百箇の御統の珠。現在天皇家の三種の神器の中に入っていると言われている「八尺の勾玉」がこれではないかと言われているのですが、諸説あってこれも定かではありません。
とにかく、玉祖命と言う神様が居られ、玉を作る一族もしくは職業集団が居たと言うことは確かなようです。

う~ん、我が愛しのスサノオ様が、ここまでの話ではあまりにも酷い書かれ方
(/_;。) ウッウッウッ
でも・・・スサノオ様の名誉挽回の章にはまがたまが出てこない(。>_<。) えーん

そのうち筆者の趣味で「古事記スサノオ様の活躍・・・まがたま無いけど」で、ご紹介します(^^)v
neko
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://magatamaken.blog7.fc2.com/tb.php/16-90e32548
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。